提案解決事例微細・微小加工
タカタ精密工業の微細加工技術
CASE1製品に印字するための微細な刻印を製作できませんか?
エンドミルによる
微細加工

- ■お客様の課題
- 微細な形状(デザイン)の刻印を製作したいのですが、微細加工技術を有する加工先を探しています。
また、転字してみないと品質確認ができないため、開発スピードを上げたいのですが、相談を聞いて頂けないでしょうか?
- ■タカタ精密の解決方法
- 形状精度の向上と、時間短縮(工数削減)をするため、ハイス鋼(HRC62)での製作をご提案しました。
開発中の課題は、φ0.1mmのエンドミルによる微細な3Dマシニング加工の精度出しでした。エアースピンドルを導入し、加工条件を改善した結果、焼き入れ後にφ0.1mmのエンドミルで直彫り加工をすることが出来ました。
CASE2太さ0.3mmの線材をより細く加工できませんか?
放電加工による
微細加工

- ■お客様の課題
- 新技術工法開発のための試作加工です。線材をより細く加工するための相談を聞いていただけませんか?
- ■タカタ精密の解決方法
- 加工前の線材も0.341mmと非常に細いため、クランプ方法と電極を工夫しました。また、特殊金属のため加工設備メーカーのテクニカルセンターに、技術アドバイスを受けながら最適な加工条件を模索しました。結果は0.124mmまで線材を細くすることができ、お客様の要望に応えられました。
CASE3搬送レーン用の0.27mm溝加工
ワイヤーカット
による
微細加工

- ■お客様の課題
- 電子部品の筐体は小型化、薄型化が進んでおり、その部品を製造する省力化自動機の部品は、より高精度かつ微細な加工が求められています。極小部品が流れる搬送レールを作りたいが、従来の搬送レールの構造では隙間から極小部品が落下してしまいます。使用上、レールにできるだけ狭いスリットが必要ですが、スリットから極小部品が落下しない搬送レールを作ることは可能でしょうか。
- ■タカタ精密の解決方法
- ワイヤーカットでレールに0.27mmの溝加工をし、極小部品も落下しないスリットのはいった搬送レールを製作し解決しました。素材は加工による変形の起きやすい材質だったので、歪みの強制など課題の多い案件でしたが、治具は3~4回改良し加工工程も見直しながら、お客様の課題を解決する搬送レールを製作することができました。