提案解決事例VEVA提案事例

タカタ精密工業のVEVA提案事例

タカタ精密工業では、コスト削減の提案や、機能性改善の提案を行っています。お客様から頂いた図面を見て、「ここをこうしたら安くなる・・・」「ここをこうしたら機能性が良くなる・・・」と思うことが多々あります。公差のつけ方、コーナーRの指示、材質の選定、穴や溝深さ、あいまい表現(「傷無き事」、「反り最小の事」など)により、設計者の意図しない何気ないところでコストは上がります。最適なコスト・機能性をお求めであれば、弊社までお気軽にご相談ください。

CASE1製品の長寿命化によるランニングコストの改善提案

■お客様の課題
検査用治具の寿命にバラ付きがあり困っています。加工方法や素材選定に問題があるなら改善したいのですが、図面を見て頂けませんか?
■タカタ精密の解決方法
お預かりした図面を確認したところ、加工後の焼入れ指示はあるが硬度の指示が無いことから、製品寿命バラ付きの原因をすぐに特定できました。また、接地面が焼入れ肌のままだと、製品にキズが付く可能性も想定されたため、お客様に最終的な用途を確認後、SKD11(HRC58~60)に材料変更をご提案しました。また、製品との接地面はジグボーラー及び研削にて仕上げました。
お客様にはご満足いただけたようで、メーカーの標準品として採用されました。

CASE2作業工数の簡易化を目指した結果、品質が向上!
「医薬品包装裁断用の機械刃物」

■お客様の課題
現在、職人が手作業で裁断用刃物の「刃と刃の合わせ」や「刃付け」を行っています。しかし、手作業なので職人によって刃の品質がバラつくことが問題点です。品質を安定させ、作業工数を削減し、かつキレイに切断する方法はありませんか?
■タカタ精密の解決方法
職人の手作業で加工していた「刃と刃の合わせ」と「刃付け」は、機械加工に置き換え、品質の安定化を図りました。ミクロン単位で調整が必要な「刃と刃の合わせ」は弊社の技術者が最終調整をします。実際にご使用を頂き、作業の簡易化だけでなく、裁断された製品の品質の安定化の実現ができました。「刃付け」の最終仕上げはお客様の職人がされる場合もあります。最後は職人の「魔法のひと手間」でしょうか。弊社からは刃付けについて有効な処理のご提案もさせていただいております。