micro precision
微細加工
高性能加工機を用いた微細加工
タカタ精密工業では、安田工業のジグボーラーや三菱電機のワイヤ放電加工機などの高性能加工機を用いて、
加工素材の特性・形状に基づき加工方法を選択し、高精度加工を実現しています。
また、お客様から使用する部品の用途や仕様を詳しくお伺いし、より高機能な部品製作をご提案致します。
Takata's micro precisionタカタ精密の微細加工
【1】切削加工

安田工業のジグボーラーを用いて加工しています。Mastercam Mill Level-3を用いて三次元モデル加工が可能になり、複雑な形状の製品にも対応できます。穴と穴とのピッチ間もμm台で制御が可能。そのため、高精度・高硬度加工に適しており、金型の部品加工にも最適です。切削加工のみでSKH51の材質に、0.5×0.6mmの小さな刻印形状を実現しました。

代表的な工作機 | 安田工業ジグボーラー(YBM640V) |
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ワークサイズ | 600×400×350 |
性能 | Mastercam Mill Level-3を用いて三次元モデル加工が可能になり、複雑な形状の製品にも対応できます。 |
【2】研削加工

幅0.1mmの細溝の加工も、弊社では「研削加工」で対応が可能です。また、焼きの入った高硬度材でも、製品の荒取りなしで深さ50mm程度まで加工が可能です。荒取りを入れずに焼きに出せるため、焼入れ時の大きな変形のリスクや焼き割れの問題が解消されます。これにより、薄い製品や、エンドミルによる細かい荒取りを入れなくても研磨で作りこんでいけるのも、メリットの一つです。
研削ローレット加工

砥石をNC制御によって成形できるため、高精度な仕上げ加工を実現できます。

代表的な工作機 | NC成形研削盤 |
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ワークサイズ | 500×200 |
性能 | ロータリードレッサーによる自動ドレス機能付き。 |
【3】形彫放電加工

ノズルなどのテーパー加工や、エンドミルでは削ることが難しい形状の製品は、形彫放電で加工します。

代表的な工作機 | 三菱電機(EA12V ADVANCE) |
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ワークサイズ | 800×550×250 |
性能 | 熱変位補正機能を搭載。液ならし機能により段取り時の高精度を維持。 |
【4】ワイヤ放電加工

切削・研削で加工歪みの起きやすい材質・形状は、ワイヤカットで加工をしています。また、面粗さは最大Rz0.5μmまでに仕上げる事が可能です。

代表的な工作機 | 三菱電機(NA1200P) |
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ワークサイズ | 810×700×215 |
最良面あらさ | Rz0.4μm、Ra0.03μm |
ワイヤー線径 | Φ0.2/BS |
微細加工を実現する多能工
例えば、嵌め合わせのクリアランスの確認やミクロン台の精度を保持する加工など、職人の勘所と腕が試されます。
また、図面にない品質にも注意しながら、職人達による「感性」や「感覚」を研ぎ澄まし、最良の製品をお届けします。