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2026.05.13

  • 技術コラム

薄肉部品の反り・曲がり対策とは?|焼入れ材加工で重要な工程設計

薄肉部品の反り・曲がり対策とは?

電子部品関連部品や省力化自動機部品では、薄肉・長尺形状の部品が多く使用されています。
しかし、このような形状は加工途中で反りや曲がりが発生しやすく、寸法精度や組付け精度に大きく影響します。

特に焼入れ材では、材料内部に残る応力や加工熱の影響によって、わずかな加工条件の違いでも変形量が変わるため、加工工程の設計が重要となります。

なぜ薄肉部品は反るのか?

薄肉部品は、加工によって材料内部のバランスが崩れることや、加工時に発生する熱の影響によって変形が発生します。

例えば、

  • 片側だけを大きく削る
  • 長尺形状を薄く仕上げる
  • 焼入れ後に内部応力が残る
  • クランプ時に無理な保持を行う

といった条件では、加工後に反りや曲がりが発生しやすくなります。

特に、板厚1.0mm以下クラスの薄肉部品では、加工方法や加工順序によって仕上がり精度が大きく変わります。

タカタ精密工業の反り対策

タカタ精密工業では、薄肉部品に対して加工方法・加工順序・保持方法を検討しながら製作しています。

特に特徴的なのが、

「焼入れ後に研削による荒取りを行う独自工程」

です。

一般的には焼入れ前に荒取り加工を行うケースも多いですが、当社では形状や用途によって、焼入れ後に荒取り研削を行うことで、変形の影響を抑えています。

また、

  • ワイヤーカット加工による加工負荷低減
  • 加工途中のクランプ方法の工夫
  • サブゼロ処理による寸法安定化
  • 専用治具による保持精度向上

など、形状ごとに加工方法を最適化しています。

実際の加工事例

例えば、下記のような部品では、反り・曲がりを抑えるために加工工程を工夫しています。

タカタ精密工業では、単に図面通りに加工するだけでなく、組付けや現場での使用状況も考慮しながら加工方法をご提案しています。

このようなお困りごとに対応します

  • 薄肉部品が反る
  • 長尺部品が曲がる
  • 焼入れ後に精度が出ない
  • ワイヤーカットを活用したい
  • 他社で変形した部品を改善したい