HPM75とは?高硬度・非磁性を兼ね備えた特殊鋼
HPM75は、高硬度・非磁性・快削性を兼ね備えた特殊鋼で、精密金型や治工具、電子部品関連の高精度部品などに使用される材料です。耐摩耗性や寸法安定性に優れており、精密加工が求められる分野で広く採用されています。
特に時効硬化処理を施すことで、硬度や機械的強度が向上し、耐久性の高い部品製作が可能となります。一方で、時効硬化後は材料硬度が高くなるため、切削抵抗が増加し、加工時の歪みや工具摩耗への配慮が必要となる難削材の一つです。
加工時のポイント|高硬度材に求められる精度管理
HPM75のような高硬度材では、加工中の微細な歪みや熱影響が仕上がり精度に大きく影響します。そのため、加工方法の選定や工程ごとの精度確認が重要になります。
本製品では、材料特性を考慮しながら、ワイヤーカット加工による高精度な先端形状の仕上げと、エンドミルによる溝加工を組み合わせて製作しました。
ワイヤーカットと切削加工を組み合わせた高精度加工
先端形状はワイヤーカット加工により高精度に仕上げ、さらにエンドミル加工によって溝形状を加工しています。
特に、先端部の形状精度や溝位置の寸法公差に配慮し、加工工程ごとに精度確認を行いながら製作を進めています。高硬度材においても、位置精度や形状精度を維持することで、精密金型部品や装置部品に求められる品質を実現しています。
タカタ精密工業の対応技術
タカタ精密工業では、HPM75をはじめとした高硬度材・難削材の加工にも対応しています。
ワイヤーカット加工、切削加工、研削加工を組み合わせることで、材料特性に合わせた最適な加工方法を選定し、高精度なものづくりを実現しています。精密金型部品や装置部品など、高い精度と品質が求められる加工案件にも柔軟に対応可能です。